去年、ハードディスクに録りためていた中に、家路という映画があった。原発事故後のフクシマのことを描いた作品なのだが、あまり考えずに観ていたら、一際、目を惹く女優さんがいた。
安藤サクラである。
しばらくの間、ロードショーに身を任せて、単館上映巡りもやめていたから、日本の俳優さんや女優さんのことを気にせずにいたのだが、あまりにも迂闊だった。こんなにすごい女優さんがいたなんて。
他に何に出ているのだろうと調べたりしていたのだが、最近入ったamazon prime のラインナップに、「百円の恋」が入っているではないか。これは観るしかない。
僕の感じた『凄さ』が間違いなかったと確信するまでほとんど時間はかからなかった。女優、安藤サクラは、ホンモノだ。
この百円の恋は、ストーリーこそ平凡なものだが、安藤サクラの演技、表現力にグイグイ引き込まれる作品だ。まずは、しのごの言わず観て欲しい。
脇を固める新井浩文も言わずもがなだが、素晴らしい演技で安藤をどこまでも引き上げていく。
うーん。とにかくうなった。これからも安藤サクラに注目である。