大学の水泳部監督になって半年が過ぎました。Half a Year Have Passed Being a Head Coach of a Collage Swim Team.

大学の監督・コーチになってから半年が過ぎました。あっという間でした。

10月のゲームでは成果があまり出ませんでした。でも、次に繋がるきっかけになりました。辰巳国際水泳場

水泳という競技はどこまでもストイックなもので9割以上の日々をトレーニングに費やすわけですが、この勤勉なスタイルのトレーニングはどの年代、性別、体格、性格、種目性にも共通であるとはおよそ考え難く、僕は「それぞれの状態、考えを尊重するのが良いのでは」という方針の下で、コーチングを進めてきました。そしてトレーニングの様子を見るにつけ、それはあながち間違いではなかったと確信し始めています。(もちろん本当の意味での結果は競技成績でしか量れないのですが、競技はあくまでも選手個人の成果であり、コーチの手柄ではないという僕の考えもあって、やはりトレーニングの状況が一番の関心事です。)つまり、「勤勉でなければならない」とする考えの大元はそもそもコーチと選手間における支配的な関係に端を発するのであり、何かしらのエビデンスを伴うものではないということです。

ではここで、選手たちに監督就任後すぐ配布した資料の一部を紹介します。一部矛盾する点もあるのですが、多くの競泳選手は小学校あるいはそれ以前から高校卒業まで、非常に暴力的な指導を受け続けている場合が多く、まずは先入観を徹底的に取り除くことが大切だと思います。(しかし、選手によってはPTSDの疑いがあるケースもみられ、何かしらの専門的なカウンセリング、あるいは治療を必要とする者もあり、忸怩たる思いでコーチとしての限界を感じています。)ですので、取り組みの柱は、徹底した暴力性の排除であると選手たちに明示しました。

1. 競泳におけるトレーニングは、水中トレーニングとドライトレーニングの2種類があります。それぞれの専門性でバランスよく行ってください。(強制はしません)

2. トレーニングの目標は「競技会で結果を出す」ことです。

3. そのためには動機づけが大切です。これも個々人によって差があると思います。競技会での目標を中心にプランを立てましょう。

4. ただし、結果が全てではありません。継続的に取り組むことで色々見えてくることもあるかと思います。

5. 僕はトレーニングに対する取り組み方、競技会での結果、あらゆる点について評価しません。個々人の楽しさや充実感を重視します。

6. 本来、スポーツは楽しいものだと信じています。また、楽しければ、夢中になれます。夢中になれれば結果は自ずからついてくることでしょう。

7. そういった意味でも楽しめる環境作りは欠かせません。その要素の主体は「仲間」であり「チーム」です。僕もみなさんの仲間であり、チームの一員です。

8. チーム内のコミュニケーションでは互いをリスペクトし合うことが何より大切です。リスペクトを伴わない礼儀作法は、かえって失礼にあたることがあります。

9. しかし、あくまでも「個人」>「チーム」であることを忘れずに。個人が尊重されないチームはやがて衰退していくでしょう。

10. 暴力だけは容認しません。仲間に対する暴言や陰湿なイジメも容認しません。万が一、深刻な事態になった場合は、どんな理由であっても、暴力を振るった側、暴言を吐いた側、いじめた側に責任があることを忘れずに。

若く、そして、社会経験も少ない大学生たちは非常に柔軟な思考を持っていて、こういった考えやメッセージを徐々に受け入れてくれています。昨日11月15日はちょうど就任半年後となった日でしたが、楽しく、明るく、かつ非常にエキサイティングなトレーニングができました。僕も選手たちから大いに刺激をもらい、充実した時間となりました。

次の半年に向けまだまだ課題も山積なのですが、「徹底した暴力性の排除」という柱を軸に、決してぶれることなく、監督業に邁進しようと思います。

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