アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?

2014年9月、千葉県銚子市の県営住宅で起きた痛ましい事件を覚えている人も多いと思う。家賃の不払いによる強制退去日に母親が中学生の娘を絞殺し、無理心中を図った事件だ。

報道では、行政の責任を問う声も多かったし、僕も真っ先に生活保護制度のことが頭に浮かんだのだが、一方で、根本的な問題として、女性が置かれている立場がなぜこれほどまでにひどいんだろう、社会はなぜ「勝ち組負け組」で構成されているんだろうと、考えるきっかけになった事件だった。

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話 https://www.amazon.co.jp/dp/4309300162/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_1PQ1XAA9SBKMN1C24H3Y

本書は、そういった問題を女性を抜きにして語ってきた経済学に起因するとし、様々な角度から筆者なりの視点で深掘りする。語り口はあくまでも軽く、読みやすいが、その論調は非常に鋭く、重く受け止められるべきものだ。

ところで、子どもに水泳指導をしていると、平日の観覧室は女性(お母さん)の占める率が非常に高いことがわかる。ごくまれに男性(お父さん)が来ているのを見かけると、僕はなんの気なしに「今日はお父さん、お仕事お休みかな?」と話しかけてしまったりするのだが、よく考えたら、とてもおかしい話だ。

当たり前と思っていることが実はそうではないかもしれない。このことを胸に刻んで新しい年をスタートしたい。

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