マイスモールランド

マイスモールランド、観賞してきた。https://mysmallland.jp

世界的にみても日本は恵まれた国だということについては異論はない。でも幸せな国かと問われればイエスとは言えない。自分一人が幸せなら、満たされているならそれで良いのかと、そういう思いが胸に去来する。

難民認定、仮放免、入管に関する問題については数年前から色々考えるようになっていた。僕が住む日本という考えから、僕たちが住む日本という考え方にシフトするのと時期を同じくして。

日本国憲法は基本的人権を尊重している。日本国憲法の前文では

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

と書かれている。国家の名誉としてこの目標を達成するとも。ましてや日本の役人はこの憲法によって縛られている訳ではないのか。

マイスモールランドは、あえてドキュメンタリーではなく、若い俳優たちを使ったひとつの物語として、難民の問題に鋭くメスを入れる。より多くの無関心な人たちに届くようにと。その思いは人権に対する考え方にまで及ぶ。日本で暮らしたことしかない、日本語で話す人たちを見た目だけで「ガイジン」と安易に決めつける様や、あるいは、欧米人贔屓のような風潮にも疑問を呈する。

そうなのだ、こうして方法をあれこれと考えながら、そういう問題を一つ一つ晒していかなければ、物事は良い方向には転ばない。早急に解決しなければならない命に関わる問題であっても、沢山の人たちがどうすれば良いのか考えることから始まるんだ。

深く心に響く良い映画を分福の新鋭、川和田恵真監督はデビュー作で作り上げた。素晴らしいの一言だ。ベテランの監督たちも、こういう映画を作って欲しい。心に突き刺さる社会派の映画を。

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