谷川俊太郎さん

小学生の時、あるドラマのエンディングで、谷川俊太郎さんの「生きる」が流れ、深く心に刻まれた。その詩は教科書にも出てきて、何度も繰り返し読んだ。最後まで読むと必ず涙が出てきた。この一冊は、「生きる」を収録した詩集。他の詩も素晴らしい。

作詞作曲をするとき、昔はあまり詩作に興味がなかったのだけど、今は詩こそ大切なのだと思っている。音はもちろんそうだけど、詩も言葉の調和、調べの美しさ、すっと胸に入ってくる感覚が、特別だ。

谷川さんは、死をはっきりと意識しておられた。詩人としての最後を。

お会いしたことはなかったけれど、感謝しかないです。心よりご冥福をお祈りします。

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