色々、学びの多い旅だった…。
指導者の仕事をしていると自主性という言葉を良く聞きます。
自主性ってのは、自ら進んでことにあたる姿勢のことだと思うんですが、「自主性を持て!」と上からオーダーしてしまうのはおかしなことですよね。それはその時点で自主性ではないからです。僕たちは時折矛盾するメッセージを無意識で発していることがあります。受ける側が、「おかしなこと言ってるな」と思ってくれればまだマシです。「おかしなことを言ってるけど、指摘すると怒られるからやめておこう」もまだマシ。極め付けは、「この人の言うことに間違いはない。だから言うことを聞こう」と盲信すること。これはもう救いようがありません。自主性ゼロです。
自主性は「?」から生まれると僕は考えます。「なぜ?」「どのようにすれば?」「これはなに?」こういう質問が出るということは、何かしらの結果を期待していたり、目標や目的を持っているからです。
「?」を生むためには、よく観察する。じっくりと考える。反芻する。こういった姿勢が大切です。
指導者はこういう姿勢に至るまで、上手にヒントを提供しながら、あまり多くを語らないこと。こういう考え方が求められているのではないでしょうか。